合格者の声2016

合格者

中嶋 香絵(私立横浜英和女学院)現役合格
■多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザインセンター入試
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科センター入試
■東京造形大学テキスタイル
■東京造形大学テキスタイルセンター入試

あのアトリエは厳しくて怖い

アトリエを知ったのは高2の春、周りの評判は「厳しい」。噂に怖気付き講評で注意されるのが怖かった事を覚えています。高3の夏季講習、私は初めて講評で怒られました。注意や指摘ではなく、怒られた。次の日の講評で「お前は今までの人生で怒られる事はあまり無かっただろう。」と言われました。その通り、私は先生や大人から怒られる事が少なかったのです。 だから久しぶりに思い切り怒られ、驚きショックを受けました。そして気が付きました。どんな作品もしっかり見て欠点を指摘し、切り捨てずにきちんと講評してくれるのは、怒られるのは、優しさという事。それに気が付かない人達は言うのでしょう「あのアトリエは厳しくて怖い」と。確かに注意より褒められた方が嬉しい、褒められる方が良いに決まっている。でも自分を注意し叱ってくれる人がいるという事は、本当に恵まれていてありがたい事だと私は思うのです。制作中、丁寧に指導してくれる先生。講評時、良い所も悪い所も評価してくれる先生。厳しくて怖いアトリエは私にとって大好きなアトリエになりました。

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合格者

平山 弘一郎(私立神奈川大学附属)
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科
■武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学基礎デザイン学科
■武蔵野美術大学基礎デザイン学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試

目から鱗が何千枚落ちたか分からない

浪人生になった時、春期講習会に体験でKIKUNAアトリエの授業を受けた。その講評会を受けた時のことは今でもハッキリと覚えている。先生は、生徒一人ひとりの目をしっかり見て、鋭く核心をついた言葉を次々と投げかけていた。そして、何よりも分かりやすい説明を聞いていて、その日のうちに目から鱗が何千枚落ちたか分からない。そんな気分になった。ここなら、自分は変われるかもしれないと感じ、このアトリエに移ることを決めた。そこからの一年間は、作品との対峙の連続だった。今思えば当たり前のことなのだが、かつての自分はそれですら不十分だった。 アトリエに身を置いてから、自分の作品の何が良くて、何が駄目で、改善すべき点はどこかを深く、しっかりと考えるようになった。考える量が劇的に増えた。その分、作品に対する思い入れも相当強くなった。ある時、静物デッサンでくだらないミスをして、自然と涙が出そうになった時は自分でも驚いた。自分のデッサンで泣くなんて、今まで一度も無かったからだ。その後も、良い作品が中々作れず、気持ちが沈んだり、仲間の良い作品に嫉妬しながらも、昼間部の仲間達で声を掛け合って、お互いの作品を批評しあい、たまにくだらない話もしながら、何とか頑張ってこれた。あんなに特別で素晴らしい空間にいることができて、本当に良かった。

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合格者

山崎 智香(川崎市立橘)現役合格
■多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試
■東京造形大学インダストリアル
■東京造形大学インダストリアルセンター入試

大学卒業後も活躍するKIKUNA生

私はKIKUNAアトリエに通う前に他の予備校もいくつか体験しました。そこでKIKUNAアトリエは他の予備校とは違うと思った点がふたつあります。まずひとつめは、見ている先です。受験はひとつの通過点。大学に入った後、そして社会に出た時どうものづくりをしていくか。「鉛筆がモチーフなのに他の商品の消しゴムが出てきたらどっちを売り出したいのかわからないだろう」入って最初のデザインの講評でそう指摘され、なるほど!と思ったのをよく覚えています。ふたつめは、具体的な講評です。良い所も悪い所も何故そうなのかという所まで踏み込んだ説明なので、自分の今の状態を明確に捉えることができました。これは作品を制作する上でとても大切なことだと思います。理由や根拠のある作品は説得力がある。試験中他の受験生を見て本当にそうだなと改めて感じました。そうした作品づくりが、大学卒業後も活躍するKIKUNA生の礎になっているのだなと思います。

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合格者

谷川原 結衣(県立川和)現役合格
■多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン
■多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザインセンター入試
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試

ここじゃなきゃ絶対私はだめだった

私は高3の夏にアトリエに入りました。何も知らないままデザインの世界に飛び込んだ私は、夏期講習初日から衝撃をうけました。まず、誰も喋っている人がいないこと。来るのがとても早いこと。生徒皆が真剣に課題に向き合っていること。先生方が厳しく指導していること。全部その時の私には驚きの光景で、正直なんて怖いところに入ってしまったんだろう、と思っていました。最初、正解のあるものが受験だと思い込んでいた私は、似たようなつまらないデザインを作りつづけていました。色も同じでただ並べるだけで。そんなものはデザインでも何でもないこと、ただ絵を描けばいい訳じゃなくて、考えることがどれほど大事な事なのかをアトリエは教えてくれました。そして、作っている自分も見る人も楽しいものを作ろうと思うようになってからは、少しずつだけど良いものがつくれるようになりました。はじめるのが遅くても合格できたのはどんな作品も見捨てず真剣に向き合ってくれた先生方のおかげだと思います。アトリエにいた時間は短いけれど、毎日が新しいことで溢れていて、とても充実していました。今は本当に菊名に入ってよかった、ここじゃなきゃ絶対私はだめだった、と思います。

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合格者

田中 杏奈(私立クラーク記念国際)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科

受験会場で感じた事はアトリエのレベルの高さ

私は今まで何をやっても、周りと同じレベルまでいくと満足してしまっていた。これでいいだろう、特に劣っても飛び抜けてもいない、そんな状態が心地よくなっていた。しかしアトリエに来て、そんな癖が自分の成長を止めているということに気づいた。訳あって高3から昼間部に入った私は、周りに追いつくのに必死で、いままで苦労なしにやってきた私にとっては厳しいものだった。しかし同時に心地よくもあった。努力して上達するのは気持ちいいのだと実感した。それからしばらくして参作を出し、とても嬉しかったのと同時に、またあの癖が戻ってきた。しかし美大に入るということは並大抵なことじゃないのだと自分を奮い立たせ、何度も酷い作品を作り学んで、無事合格することが出来た。受験会場で感じた事は、アトリエのレベルの高さだった。見やすさや質等は、ほかの予備校にはあまり見られなかった。参作や、厳しい言葉で私を導いてくれた先生たちがいるこのアトリエで学べて本当に良かった。

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合格者

上田 渉平(県立岸根)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学情報デザイン学科

本気であればあるほどつく傷は深い

僕は高校の先輩に勧められて高3の4月にKIKUNAアトリエに入学しました。絵には自信がありました。しかし、アトリエは自分よりも上手い人だらけでした。それでも自分は描ける方だと思い込み、アトリエに通っていれば自然に上手くなると勘違いしていた僕は、夏のコンクールで最悪の結果を出しました。コンクールの講評で先生に「お前はいつ傷つくかだよ」と言われました。今思えば、その時は傷ついたフリをしていたんだと思います。力不足を痛感した僕は9月からの課題には1つ1つ真剣に取り組むようになっていました。しかし、一向に納得のいく作品は作れず、そのまま冬季講習も終え、講習会最後の講評では本気で傷つきました。その甲斐あってか、入試1ヶ月前に初めて参作を出すことができました。本気であればあるほどつく傷は深いけど、その分それが大きな糧となったんだと思います。これは全て、たくさんの参作を残してくれた先輩方、生徒一人一人と真剣に向き合ってくれた先生方、ライバルでもあるアトリエの仲間たちあってこそのものです。本当に感謝でいっぱいです。僕にとってKIKUNAアトリエは画力だけでなく、内面も鍛えてくれる、時に厳しく時に優しい、唯一無二の場所だと思っています。

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合格者

井上 紗里菜(県立追浜)
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科センター入試
■多摩美術大学情報デザイン学科
■多摩美術大学情報デザイン学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試
■東京造形大学グラフィック
■東京造形大学グラフィックセンター入試

先生に歯向かっていた私

このアトリエに入って来た時、まだ世間知らずで先生に歯向かっていた私は浮いた存在でした。それがだめだと気付いたのは先生に「ここをやめろ」と言われた時でした。やめろ、と言われたのは初めてで、自分がどんなに間違っていたのか、自分がどう変わらなければいけないのか、とようやく自分と向き合うきっかけになりました。昼間部になり、あの頃の自分とは違うところを見せたいと課題が出るたびにがむしゃらにエスキースにアイディアを描きまくりました。何度も何度も甘い自分に負けて筆が止まりそうになりました。けれど、ここまで続けられたのは 正しい方向を示してくれた先輩の参考作品や先生達のおかげです。

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合格者

佐々木 優太郎(県立鶴見)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科センター入試
■多摩美術大学情報デザイン学科
■多摩美術大学情報デザイン学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試

自分を信じてくれている

僕は高校一年生の冬から約二年間KIKUNAに通っていました。でも振り返ってみると二年も通っているのに一番褒められた作品は一番最初に描いた作品で、それ以降は例え自分で良い出来だと思ったものでも、先生には「優太郎ならもっと出来るよな?」など、ここがダメだ、あそこがダメだとよく叱られました。KIKUNAのしっかりダメ出しをして本気で怒ってくれるこの熱量に、僕は「こいつならもっと出来る。」と自分を信じてくれていると肌で感じることができ、先生達の信用に自分も応えなきゃと一つ一つの作品にどんどん気合が込められていきました。時にこの関係をプレッシャーに感じたり、制作中に自分の作品に自信が持てないときは、怒られることより失望されることが恐ろしくて、足が竦んで描く手が震えたりしたこともありました。しかし、今は言えます。これも自分の作品に責任を持つ精神的成長の糧となったのだと。

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合格者

古屋 未央(県立神奈川総合)現役合格
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科センター入試
■東京造形大学テキスタイル
■東京造形大学テキスタイルセンター入試

推薦入試のために…

私は高3の10月にアトリエに入りました。推薦入試のために画力をつけたいと思ってアトリエを訪れた私に、先生は色々な可能性を提案してくれました。それはもう間に合わないと一度諦めていた進路への可能性でした。私がアトリエで初めて作業をした日、他の仲間達と同じ課題をもらいました。夏に他の予備校の夏期講習を受けていた時は、周りと違う基礎的な課題をやっていたので驚いたし何よりも不安でした。しかしある時先生が「不安は妄想だ、自信も妄想だけど、自分がやってきたことは現実だ」と教えてくれました。その言葉を聞いて、不安になっている暇は無いんだ、早くみんなに追いつかなくては!と強く思いました。飽きっぽい私がその気持ちをずっと維持できたのは先生方の丁寧で熱心な指導と、先輩方の質の高い参考作品、そして仲間達が一生懸命課題に取り組む姿、このアトリエの全てに毎日刺激を受けていたからだと思います。アトリエに通わせてくれた親とアトリエで関わった全ての方々にとても感謝しています!

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合格者

松井 龍太郎(県立城山)
■多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試

自分自身を諦めていた僕

僕は今まで、デザインだけでなく何に対しても「なんとなくできればいい」とか「それなりに」とかの曖昧な言葉がつく努力しかしていませんでした。それは上達することを既に諦めていたのだと思います。しかしアトリエの先生達は、そんな僕にも丁寧にしっかり教えてくれました。最初は、なぜ僕なんかにと戸惑いましたが、きっと、自分自身を諦めていた僕のことを、先生達は諦めないでいてくれるのだと感じました。それに気づいたとき「上手くならないとだめなんだ」と思うようになり、今まで経験したことがないくらい考えたり努力したりしました。今では「一番にならないと嫌だ」という自分が普通になり、そのためにどうするかと考えるのが楽しくなりました。そして、まだまだ努力が足りないということもわかったと思います。アトリエは、デザインの分野だけでなく、それ以上の大切なことも一緒に教えてくれた場所です。

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合格者

松本 瑛花(県立神奈川総合)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科センター入試

他の予備校に何度か体験に…

私がKIKUNAアトリエに入ったのは高校3年生の夏からでした。それまでは他の予備校に何度か体験に行ったりしながらも、考えははっきりせずにぼーっとしていたのだと思います。なので厳しくも生徒たちのことを考えてくれて、どんどん成長していけるKIKUNAになんでもっと前から入っていなかったんだと、あの時何もしていなかった時期をとても悔やみました。KIKUNAに入った時は、もうすでに周りは入試に向けて真剣で、入ったばかりの私はそのプレッシャーの中にいることがすごく辛いと思うことも何度かありました。けれどデザイン、デッサンについて全然わからない私に、一生懸命指導してくれた先生方や、お互い高め合える周りの先輩方や受験科のみんながいたから無我夢中になって頑張れたんだと確信できます。KIKUNAに来なければ、こんなに濃い半年は味わえなかったと思います。美術のことに限らず、色んな事を学べました。KIKUNAに来て本当に良かった。

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合格者

星 友貴(私立藤嶺学園藤沢)
■多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン
■多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザインセンター入試
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科センター入試

必要な一年

自分は昼間部からKIKUNAアトリエに入りました。参考作品や環境が違ってなかなか慣れるのに時間がかかりました。今まであまり怒られることが無かったのですが、今年はかなり怒られました。しかし、それを一つ一つ修正して行く事により参考作品に近づきます。たくさん怒られた分褒められると嬉しいし、次の作品へと繋がります。浪人が決まった時は、現役で入学した人たちと一年差が開き無駄だと思っていましたが、終わってみると自分には必要な一年だと思い、いろいろな事を吸収出来たと思います。そして、このアトリエで得た事は受験にとどまらず、大学生活、就職後にも役立つと思います。

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合格者

菊池 まりあ(私立トキワ松学園)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科センター入試
■多摩美術大学情報デザイン学科センター入試
■東京造形大学グラフィック
■東京造形大学グラフィックセンター入試

本当に美大に行くのかさえ迷っていました

私がアトリエに入った頃は明確な目標がないどころか、本当に美大に行くのかさえ迷っていました。そんな私がデザインの道に進みたいと思ったのは講評会でデザインの話を聞いた時でした。話を聞く度に物事の見方が変わったり、知らない考え方に出会えることが楽しくて、もっともっとデザインの事を知りたいと思いました。それは受験科になっても変わらず、もちろんデザインから逃げてしまいたくなることもありましたが、デザインを知ることが楽しかったです。しかし受験期間近の冬頃からの私は仕事の質が落ちたり、課題を読み込めなかったりと自信のない作品ばかり作り、どうしていいか分からなくなっていました。そんな中でももがき続けられたのは、漠然とした質問をしてしまった時も一緒に考えてくれる先生たちや参考作品など私に道すじを示してくれるものに囲まれていたからだと思います。いつまでもマイペースだった私に熱心に指導してくれて感謝でいっぱいです。アトリエは成果が出る前から諦めてしまう私に諦めないで続ける大切さを教えてくれました。これからも行き詰まってしまったらアトリエでもらった言葉をひとつひとつ思い出して取り組んでいきたいです。

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合格者

佐藤 恵(私立捜真女学校)現役合格
■多摩美術大学環境デザイン学科
■多摩美術大学環境デザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科センター入試
■東京造形大学室内建築
■東京造形大学室内建築センター入試

やる前から諦めているだろ…

私は高2の春から基礎科に入って以来、ずっと自分の作品に自信が持てませんでした。周りの子と比べては落ち込んで、このままではだめだと焦っている毎日でした。しかし、6月の面談で先生からの『やる前から諦めているだろ。佐藤はもっとできると思うよ。』という言葉にハッとしました。確かにどうせ私は周りの子より下手だから無理と決めつけていた気がします。自分の可能性を自分が一番信じていなかったのだと気付きました。それ以来、昨日の自分より上手くなることを目標にしました。昨日指摘された事は的確に次に活かすことを続け、段々上手くなっていく自分に気付き、作品を完成させることが楽しくなりました。入塾した頃には想像もできなかった自信がつき、入試でも落ち着いて取り組むことができました。

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合格者

江﨑 もも(私立東京)現役合格
■多摩美術大学グラフィックデザイン学科
■多摩美術大学情報デザイン学科

今の倍はできるはず

よく先生が言っていた言葉のひとつに、「全力でやりきれば何が起こるかわからない」というものがあります。私は今まで全力で頑張ることをしてきませんでした。自分では十分頑張っているつもりだったのですが、面談のときに先生に「今の倍はできるはずだ」と言われてショックを受けました。それからの毎日は生活を変えて早起きしてアトリエに行ったり、周りの仲間たちと作品の話をしたり、参考作品を間近で見たり…こんなに頑張ったのは生まれて初めてだと思います。それでもやっぱり最後までいいものは作れず、もやもやとした気持ちのまま本番を迎えました。 ところが、今までの積み重ねのおかげで本番で自己ベストを出すことができました。大事なのは画力や発想力だけではなく、最後まであきらめない気持ちだったのだと、その時初めて気づかされました。全力で頑張るということを私に教えてくれた先生たち、そしてこのアトリエに、本当に感謝しています。

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合格者

白田 実紗希(私立普連土学園)現役合格
■多摩美術大学環境デザイン学科
■多摩美術大学環境デザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
■武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科センター入試
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
■武蔵野美術大学空間演出デザイン学科センター入試
■東京造形大学室内建築センター入試

高校がアトリエから遠く…

高一の冬、アトリエで初めてデッサンを描いた。基礎科のうちは新たな発見だらけで、参考作品を見てそれを真似ることが楽しくて仕方がなかった。受験科になり、高校がアトリエから遠く七時間授業だったことで、平日は毎日遅刻するようになった。周りはどんどん上手くなり、一枚の課題にかける時間はどんどん少なくなり、私は焦って制作するようになった。そんな時、「皆より時間が少ないことは、試験本番の短い時間で描く練習が出来るということだ」と先生に言われた。この「ピンチをチャンスにする」発想は、私に安堵と緊張を与え、より真摯に作品と向き合えるきっかけとなった。実際、先生達は他の子より数十分少ない時間で制作した私の作品も、平等に講評してくれた。それは本当に有難いことだ。私はアトリエで絵を描くことの楽しさと、よく考えて冷静に課題に取り組むことの両方を学んだ。これらの事を教えてくれたアトリエに通えたことを、今とても幸運に思っている。

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合格者

中村 希海(私立トキワ松学園)現役合格
■武蔵野美術大学デザイン情報学科
■武蔵野美術大学デザイン情報学科センター入試
■多摩美術大学統合デザイン学科
■多摩美術大学統合デザイン学科センター入試
■東京造形大学グラフィック
■東京造形大学グラフィックセンター入試

自分の価値観がひっくり返る

間違えるのはこわいこと、失敗することは恥ずべきこと、ずっとそう考えていました。一学期の面談で先生からもらった言葉は今でも深く胸にささっています。「正解を探さないこと、失敗することを恐れないこと」、それは一年の中で最も頭の中で繰り返した言葉だと思います。良い失敗ならば自分の糧になる。私は決して連続した成功を収められる人間ではなかったので、失敗から学ぶことは極めて必要なことなのだということを強く実感しました。そして、失敗はたとえそれ自体が意味のあるものだったとしても、しただけでは意味がありません。自分で何が駄目だったのか、どこを改善・改良すれば自分の力として吸収できるかを時に先生に質問しながら、或いは仲間たちと相談しながら身に着けていくものだと思います。そういう意味ではアトリエは、今までの自分の価値観がひっくり返るような刺激的な、そうでありながら暖かいような…とても形容し難い場所でした。こんなに悩み続けて、傷つき、頭を常に働かせ、達成感を得た一年は人生で初めてでした。

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